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 しむかっぷでむかしむかしあったこと
2003年4月占冠村発行の占冠村郷土逸話集「しむかっぷでむかしむかしあったこと」から

  文・山本敬介・山本理沙 写真・門間敬行 イラスト・やまもとけいすけ

※小野寺忠さんはこれとは別に2004年6月2日・11日に取材したものです。
原 和枝さん「大晦日」
昭和三十七年の忘れもしない大晦日。富良野の銀行へ金策に行った夫、真一さんはなかなか帰って来なかった。
大谷サダさん「ハローを枕に」 
自分でも馬を使って畑起こしたりしたよー。その後ハローをかけている途中疲れちゃって、ハローを枕にしてその場で眠ったのを覚えてるわ。
早出昭寛さん「クロム鉱山」
小学校一年生の時に、家のすぐ横の林道を十キロくらい入った所にクロム鉱山ができた。当時は戦時中で鉄が足りなかったので、こんな所まで鉄鉱を求めて入ったのだ。
会田静雄さん「アキアジ釣り」
昭和29年の洞爺丸台風のあと3、4年はアキアジ(鮭)が大量にあがった。3つのカギがついた、アキアジ用の待ちカギを川に入れ、焚き火をして漁をした。
平岡 清さん飯場の暮らし
宮下から金山駅まで六里(約二十五キロ)を歩き、そこから汽車に乗って富良野へ。汽車に乗るのも、富良野へ行くのもその時が初めてのことだった。
三浦マツヱさん「樺太」
南樺太の恵須取(現ウグレゴルスク)は当時樺太最大の都市で、大規模な製紙工場による活況ぶりは、目を見張るものがあった。家族の生活は、厳しい双珠別とは打って変わって、まさに竜宮城のよう。
石上正勝さん「峠越えのラーメン」
中学二年の春三月、横浜の大学を出て下トマムに赴任した細谷先生に、ラーメンなるものを幾寅まで食べに行こうと誘われた。
熊崎國良さん「馬と共に生きて」
当時は草ばんばがとても盛んで、農作業が落着く九月頃に、中央の千歳橋のたもと、川沿いの大きなグラウンドで行われた草ばんばには、百頭近くが集まった。
岩渕ハナさん「鬼峠を越えて」
ニニウへ行くのにね、それこそ車もないし、わらじを履いて山に入って行ったの。それでも結婚式の真似事くらいはあったの。久保さんのばあちゃんに髪結ってもらってね。
小野寺忠さん「エゾリス獲り」
裏にアザラシの毛皮を貼った幅広いゾンメルスキーを履いて家から40分かかる猟場の森へ向かう。ネズミ(エゾリス)は夜明けと同時に動きだし、昼前には穴にひっこんでしまう。
中島治子さん・富田スミ子さん「友の会」
会の大きな楽しみとして、年一度の旅行があった。当時の占冠は陸の孤島で、外の世界を見る事はまれであったし、自分たちで旅行する事などなかった時代。
   
 
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